アメリカではプロバスケットボールのNBAが人気
バスケットボールの本場であるアメリカでは、プロリーグのNBAが大変な人気となっています。一昔前までは、NBAの人気選手のブランドを冠したバスケットシューズが日本でもたくさん売れていました。プレミア価格になるほどの人気となっていたので、覚えている人も多いことでしょう。アメリカのバスケットは今でも根強い支持を集めていますので、熱狂的なファンがたくさんいます。もちろん日本でもアメリカのプロリーグを楽しんでいる人がいます。
最近では、NBAに出場した日本人選手が注目されています。本場の試合に出場した日本人選手はまだまだ少ないので、これからの活躍が期待されています。野球のように日本人の選手が本場のリーグでたくさん活躍するような時代になれば、さらにバスケットボールの人気が日本でも上がっていくことでしょう。日本のプロリーグにも良い影響をもたらすはずなので、これからも日本人の活躍から目が離せない状況が続きます。
試合運びも本場さながらの迫力がありますので、試合をまだ見たことがない人は試合を映像でも構わないので観戦してみてください。バスケットボールになじみがない人でも、一度見たらはまってしまうほどの楽しさです。
ドラフト指名選手がトレードで即移籍?NBAのドラフトが面白い
日本のBリーグにはドラフト制度がありませんが、NBAにはあります。しかも他のドラフト制度を採用しているスポーツではなかなかお目にかかれないユニークな仕組みが採用されています。それは、ドラフトで指名された選手が指名されたチームでプレーすることなく、他のチームへトレードで移籍可能とする仕組みです。この仕組みで移籍した有名なプレーヤーには、コービー・ブライアントがいます。コービーは1996年からNBAで20シーズンもの間プレーしました。
シーズンMVPに1回選出され、NBA記録である18年連続オールスター出場を果たすといった記録を持つ名プレーヤーです。現役時代はロサンゼルス・レイカーズ一筋でプレーしましたが、ドラフトで指名したのは、シャーロット・ホーネッツでした。ホーネッツは、レイカーズの現役選手であるブラデ・ディバッツを獲得し、その代わりにコービーをレイカーズにトレードしたのです。現役選手とトレードで指名された選手間のトレードばかりではなく、トレードで指名された選手同士のトレードが成立することもあります。
例えば、1993年に成立したクリス・ウェバーとアンファニー・ハーダウェイとのトレードです。クリスはオークランド・マジックが、アンファニーはゴールデンステート・ウォリアーズが指名しましたが、両者の間でトレードが成立しました。単なる1対1のトレードではなく、ウォリアーズがマジックに対して将来のドラフト指名権を3つ譲渡するという条件を含むトレードでした。このようにドラフト指名権自体がトレードの対象にもなるのです。
ドラフトは、どのチームがどんな選手を指名するのかを予想しながら見るのが面白さの一つです。それに加えて、NBAではドラフトの後に指名された選手がいきなりトレードされることがあるという点で一層面白さを感じることができるのです。
日本ですと野球や相撲の人気が高いですが、ブックメーカーでサッカーに次ぐ人気のスポーツはNBAのバスケットボールです。
B・リーグのオッズがあるブックメーカーはほとんどありませんが、NBAはほぼすべてのブックメーカーにオッズがあるので、オッズを見ているだけでもどちらのチームが試合前で多くのファンに勝利予想をされいるかわかります!
こちらでブックメーカーのNBAについて解説がされているので、興味のある方は一読してみるといいでしょう。
ブックメーカーは勝敗予想だけではありません。シーズン前には優勝チーム予想や個人賞である得点王やMVPの予想もあります。
NBAでアジア人選手が活躍する事の意味合いは大きい
バスケットボールとは、サッカー・モータースポーツなどと並ぶ世界最大級のメジャースボーツです。世界全体での競技人口はサッカー(約2.5億人)を遥かに上回る約4.5億人という数字にのぼる事が判明していますが、アジア圏ではまだあまり人気がありません。 対照的にアメリカやヨーロッパ圏での人気を高さを考えると、アジア圏でもサッカーと並ぶ人気を獲得する可能性を秘めます。 サッカーに関しては、日本や韓国・中国の選手が次々とヨーロッパでプレーするようになってからアジア圏での人気が一段と高まったようなところがあります。それを考えると、人口10億人を超える中国やインド、もしくは日本をはじめとする人口1億人前後の富裕国から多くのNBA選手が誕生する事には大きな意味があると言えそうです。 なぜなら、ある程度の国民の可処分所得が高い国であれば、NBAの放送が有料であっても国民は視聴料を支払ってテレビやインターネットで試合を観戦できます。 そして、国民が母国プレーヤーが出場する試合を観る中で、NBAプレーヤー達の知名度をどんどん高めていく事が可能です。 実際に、日本でいうと2004年に田臥勇太が世界最高峰リーグ・NBAのフェニックスサンズ入りした時、一時的ながらかつてないほどバスケに対する関心が高まりました。また、近年で言うと富樫勇樹や渡辺雄太がNBAチームと正式契約を結んだ際も日本のスポーツメディアは大騒ぎしました。 中国では1990年代まではNBA人気は低かったものの2000年代半ばにヤオ・ミンという超大型選手がトップ選手として活躍した事で人気が定着したところがあります。 そういった意味で、NBAでアジア人選手が活躍する事は、バスケがアジア圏でもサッカーと並ぶ2大メジャースポーツに成長していく上で重要な意味合いを持ちそうです。 |